少年が息を飲み、ドギマギしながら言葉を続ける。
「体育館裏で変な人を見つけて・・・それで・・・」ジルが暫く考え込む。
(さっき、不審者を見つけたら直ぐに警察にって言っちゃったし・・・)警備員に任せて帰っても良いのだが、そうすれば子供たちは警察へ悪い印象を抱くだろう。
「解ったわ。そこまで案内してくれる?」体育館裏へと少年に案内されるジル。
「この先に不審者が居たのね?」「・・・はい。」角を覗き込んだ瞬間、ジルの体に電撃が奔る!
「あっ・・・ヒィン!」メス犬のような鳴き声を上げて気絶するジルを見下ろす少年の手には、
スタンガンが握られていた・・・
彼らは、自衛用品を使わずに警察に連絡するように指導したジルに反感を感じていた。
流石に高学年ともなると反抗期の芽が出始める。
「STARSも大した事ないよな。」
「スタンガンとかスプレー使わないで警察を呼べって言うけど、スタンガン使えば
楽勝じゃん。」
「でもさ、これ・・・どうする?」三人組の少年が気絶したジルを見下ろす。
「えーと・・・」ミニスカートから伸びたむっちりとした足に、豊かな胸元。
整った勝気そうな顔は、無防備に涎をたらす口元で艶かしく見える。
「体育準備室に運ぼうぜ。このままじゃバレたら大変だ。」管理者のみ閲覧できるタイプのコメントを見る度「あー、勝手にSS転載して挿絵描いてたから
とうとう作者さんからお叱りきたか・・・オワタ(^o^)」と勝手に被害妄想をしては普通のちゃんとした
コメントでほっとしてます。コメントにはいつも感謝してますw